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「発泡酒」や「第三のビール(新ジャンル)」という分類は、ビールなどのお酒を飲む方であれば聞いたことがあるでしょう。
ただ、発泡酒と第三のビールは何が違うのかはっきり分からない方も多いのではないでしょうか。
僕もよくわかりません。若干値段が違うことくらい…?
本記事では、
といった方に向けて、発泡酒と第三のビールの定義や選ぶポイント、人気銘柄まで詳しく解説します。
発泡酒と第三のビールの違いを知って、自分の好みに合った銘柄を美味しくいただきましょう。
本記事のポイントは次の通りです。
発泡酒と第三のビールの違いを知って、飲み比べしてみるのも楽しいかもしれませんね。それぞれの違いについて解説していきますね。
発泡酒と第三のビール(新ジャンル)の定義とは
「発泡酒」と「第三のビール」という言葉は聞いたことがあっても、「何が違うの?」と感じている人も多いのではないでしょうか。
僕もよくわからないまま買っていました。
ここでは、発泡酒と第三のビールの定義について解説。
違いを知ることで、どちらを選ぶかより判断しやすくなるはずですよ。
発泡酒は麦芽の使用割合やアルコール度数で定義される
発泡酒と第三のビールは、原材料の使用割合やアルコール度数で定義されています。
まずは発泡酒の定義から見ていきましょう。
ちなみに、発泡酒の銘柄には「キリン 淡麗グリーンラベル」「サッポロ 極ZERO」といったものがあります。
麦芽または麦を原料の一部とした発泡性のあるお酒
発泡酒の原材料には麦芽や麦を原材料として使用。
ビールは麦芽を原材料の50%以上使用して作られているのに対し、発泡酒は麦芽または麦を一部(50%未満)の原料とした種類と定義されています。
麦芽の使用割合に違いがあるんですね。
また、ビールや発泡酒には麦芽やホップ以外の副原料の使用が認められています。
ビールの副原料は種類が限定されており、
といったものがあります。
対して、発泡酒では副原料に種類の制限がありません。
ハーブやスパイス、果実といったビールでは認められていない副原料の使用も可能です。
また、発泡性があることも発泡酒の定義としてあります。
ビールって意外と原料が厳しく決められているんですね。発泡酒はより自由度高く作れそうです。
また、副原料の使用量について、ビールでは「麦芽重量の5%以内」と決められています。
発泡酒では副原料の使用量に制限がありません。
ビールは副原料の種類や使用量が制限されているのに対し、発泡酒は選択に幅があることが特徴です。
アルコール分が20度未満のもの
アルコール度数による定義もあります。
発泡酒はアルコール度数が20度未満のものと定義されています。
一般的な発泡酒のアルコール度数が4~6%のものが多く、ビールや第三のビールも同様です。
アルコール度数だけで分類することはむずかしく、主に上述した原材料の違いによって区別されます。
ビールやほかの酒類に該当しないもの
発泡酒には「ビールやほかの酒類(リキュールや雑酒など)に該当しないもの」という定義があります。
つまり発泡酒は「ビールに似ているが、ビールの定義は満たさず、かつほかの酒類カテゴリーにも該当しない」と言い表せます。
むむー、とりあえず「ビールではないけどビールに似てるもの」みたいなイメージでいいのかな…?
第三のビール(新ジャンル)と発泡酒には異なる点がある
ここまで発泡酒の定義やビール(新ジャンル)との違いについて解説しました。
発泡酒の定義はわかったけど、第三のビールとの違いがいまいちわからん…
定義を見ると、発泡酒と第三のビールに違いがあることがわかります。
ここでは、第三のビールの定義について解説するので、発泡酒と比べながら読んでみてくださいね。
麦や麦芽を原料としていない場合もある
ビールや発泡酒は麦や麦芽を原材料として使用しているのに対し、第三のビールは必ずしも使われているとは限らないことが特徴です。
第三のビールは次の二種類に分類されます。
その他の醸造酒(発泡性) | 原料として麦や麦芽以外のもの(大豆やエンドウ豆など)を使用 |
リキュール(発泡性) | 発泡酒をもとにスピリッツを加えたもの |
「その他の醸造酒(発泡性)」と表示がある第三のビールは麦芽を使用しておらず、ビールとはやや異なる風味をもつことが特徴です。
「リキュール(発泡性)」は発泡酒をもとにして作られているため、原料に麦や麦芽が使われています。
甘味料や香料なども使用されることがあり、さまざまな風味が楽しめるメリットがあります。
サッポロのホワイトベルグなんかは、かなりフルーティーな味で独特ですよね。
発泡酒に蒸留酒をまぜて製造するため、アルコール度数を調整しやすいこともリキュール(発泡性)の特徴といえます。
アルコール分が10度未満
日本の酒税法では、第三のビールはアルコール分が10度未満と定義されています。
アルコール度数でもビールや発泡酒と違いがあるのです。
アルコール度数を10度未満にすることで飲みやすく、日常的に楽しみやすいお酒といえるでしょう。
発泡酒と第三のビールは法律上は同じ区分
ここまで第三のビール(新ジャンル)と発泡酒の定義の違いについて解説しました。
ただ、「第三のビール、新ジャンル」という呼び方は正式なものではなく、マスコミや広告業界が広めた言葉です。
法律上は第三のビールも発泡酒も同じ「発泡酒」という分類。
法律上は明確に区分されているわけではないんですね。
ちなみに、酒税法では発泡酒は次のように定義されています。
○ 発泡酒
発泡酒とは、次に掲げるもので、発泡性を有するアルコール分20度未満のものをいいます。
イ 麦芽又は麦を原料の一部としたもの
ロ イ以外の酒類で、ホップを原料の一部としたもの
ハ イ又はロ以外の酒類で、香味、色沢その他の性状がビールに類似するものとして政令で定める一定のもの
引用元:国税庁
上記のなかに第三のビールも含まれていることになります。
2023年10月以降、「酒類の品目等の表示義務」改正に伴って、商品の表示方法も変わりました。
改正前は第三のビールの表示は「リキュール(発泡性)①」「その他の醸造酒(発泡性)①」とされていましたが、改正後は「発泡酒②」に統一。
複雑ですが、以前の発泡酒はそのまま「発泡酒」、「第三のビール」は「発泡酒②」と表示されているということですね。
第三のビール(新ジャンル)と発泡酒の味の違い
第三のビール(新ジャンル)と発泡酒における定義の違いを解説しました。
原材料が違うってことは、実際飲んだときの味も違うのかな…?
第三のビールと発泡酒の味の違いを知りたい方もいるでしょう。
ここでは、第三のビールと発泡酒の味の違いについて解説します。
違いを知ったうえで、実際に飲み比べてみると面白いかもしれませんね。
発泡酒はある程度ビールに近い味わいがある
発泡酒は原材料の一部に麦芽を使用しており、麦芽比率が50%未満とはいえ比較的ビールに近い味わいを楽しめます。
麦芽由来の香りや苦みが感じられるため、ビールに似た飲みごたえを楽しみたい方にはおすすめです。
「キリン 淡麗極上<生>」や「サッポロ 北海道生搾り」といった銘柄は大麦麦芽を使用し、よりビールに近い風味やコクがある発泡酒として人気があります。
それぞれの銘柄でこだわりをもって作られているんですね。メーカーの方々に感謝です。
第三のビール(新ジャンル)は多彩な味わいが楽しめる
第三のビール(新ジャンル)では、原材料に麦芽を使用していないものもあります。
大豆やエンドウ豆、とうもろこしなどを原料に作られているのが「その他の醸造酒(発泡性)」に分類され、発泡酒にスピリタスを混ぜて作る「リキュール(発泡性)」もあります。
いずれの製法でもメインの原材料以外にさまざまな材料を使用し、フルーツやスパイスといったバリエーション豊かな風味を楽しめることが特徴です。
発泡酒と第三のビール(新ジャンル)を選ぶポイント5つ
発泡酒と第三のビール(新ジャンル)は、原材料や製法に違いがあります。
味の特徴もことなり、どれが自分に合っているか悩む方もいますよね。
ここでは、発泡酒と第三のビールを選ぶポイントについて解説します。
ポイントは次の5つです。
アルコール度数
アルコール分は銘柄によって若干異なります。
たとえば次のようなものです。
銘柄 | アルコール度数 |
キリン 淡麗グリーンラベル | 5% |
アサヒ ザ・リッチ | 6% |
キリン のどごしストロング | 7% |
サントリー 金麦 リッチモルト | 4% |
アルコール度数は好みに合わせて選びましょう。
ビールのような飲みごたえを楽しみたい方には、5%以上の銘柄がおすすめです。
また、軽く飲みたい方は4%以下のものを選ぶとよいでしょう。
原材料の違いとアルコール度数を組み合わせると、より自分好みの銘柄が見つけやすくなります。
僕はアルコール度数が高いものは苦手なので、大体5%のものを選びます。
原材料や副材料
発泡酒は麦芽が使われているため、ビールに似た味わいを楽しめます。
第三のビールは大豆やエンドウ豆といった原料が使われていることも多く、発泡酒とは違った独特な風味や飲みごたえが特徴です。
また、副原料によっても風味や味わいは異なります。
発泡酒や第三のビールに使われる副原料には、次のようなものがあります。
副原料 | 特徴 |
トウモロコシ | ・軽やかな飲みごたえになる ・やわらかい風味が特徴 |
スターチ(でんぷん) | ・ビールにボディ感(濃厚さ)を出す |
糖類 | ・甘さを調節して全体のバランスをとる |
カラメル | ・黒ビールに使われる ・焙煎の香ばしさや甘味を感じさせる |
スパイスやハーブ | ・コリアンダーやオレンジピールなどが香りや風味を独特にする ・フルーティーな風味や爽やかさが楽しめる |
個人的にはカラメルやハーブが入った個性的なビールが好みです。
使用されている副原料は商品情報欄に記載されているので、確認して飲み比べをしてみると味わいの違いがわかりやすいかもしれません。
カロリーと健康面
発泡酒や第三のビール(新ジャンル)のなかには、「糖質ゼロ」「低糖質」といった銘柄が数多く発売しています。
たとえば、次のような銘柄が挙げられるでしょう。
また、発泡酒や第三のビールには「プリン体」という成分が含まれています。
発泡酒や第三のビールでは通常1~4mg/100ml程度含まれており、ビールでは5~10mg/100ml程度含まれている成分です。
なかには「プリン体0」をうたう銘柄もあり、0.0~0.2mg/100mlの含有量となっています。
確かに「プリン体0」って大きく書かれている銘柄は見かけますよね。でも体に必要なものなのにどうして0にするんだろう?
体に必要な成分であるプリン体ですが、必要量のほとんどは体内で生成されます。
必要以上のプリン体をとりすぎると血液中の尿酸値が高くなり、
といった病気を引き起こす可能性が高まるのです。
プリン体の摂取量をおさえたい健康志向の人に向けて、「プリン体0」の銘柄が開発されました。
また、プリン体0の商品は糖質やカロリーもカットされていることが多く、ダイエットや健康管理をしたい方に向けてアピールする商品となっています。
じゃあ健康志向の人は「糖質0」や「プリン体0」の銘柄を選べば安心ですね。
ただ、糖質0やプリン体0といった表示は販売促進のためのキャッチコピーとして使われているともいえます。
「糖質0」「プリン体0」がどれくらい健康に対していい影響があるのか明確ではないうえ、成分をカットしているぶんほかの人工甘味料や香料、着色料といった添加物が使用されている可能性もあるでしょう。
糖質0やプリン体0の商品を選ぶことは健康にいい影響もあるかもしれませんが、過信せずに適量を楽しむことが大切です。
価格
発泡酒と第三のビール(新ジャンル)を選ぶポイントとして、価格があります…と言いたいところですが、2023年10月から税率が変更。
発泡酒と第三のビールの税率は350mlあたり46.99円と同じになりました。
税率が同じになったから、価格にもほとんど差がなくなったんですよね。
ただ、お店に行ってみると10~20円程度価格に差がある場合があります。
毎日第三のビールや発泡酒を楽しみたい人は、わずかな金額の差にもこだわりたいところです。
たかが10円でも、365日で3,650円の節約になります。
1日2本飲む方は7,000円以上お得に楽しめる計算です。
ただ、残念なお知らせがあります。
2026年には、ビール・発泡酒・第三のビールの税率が調整され、すべて350mlあたり54.25円になる予定です。
すべて同じ税率になって、第三のビールや発泡酒は数十円値上がりするんですね…。
ただ、「価格差を気にせずに、好みの商品を選んで買える」「お酒の飲み過ぎに気を付けるようになる」といったポジティブな見方もできます。
値上がりを意識して、普段から銘柄選びや飲む量の調整をするといいかもしれませんね。
ちなみに、「やまや」などのプライベートブランドから、安価で高品質な商品も販売されているので、選択肢として検討するのもありでしょう。
僕はすでにお世話になっています(笑)
実際に試飲して好みのものを見つける
実際に試飲してみることは、発泡酒や第三のビール(新ジャンル)を選ぶうえで重要なポイントです。
いくら原材料とか見ても、飲んでみないと味はわからないですからね。
味の感じ方は人によっても異なります。
実際の香りや風味、苦みの感じ方などを確かめることで、好みのビールを見つけやすくなるでしょう。
普段同じ銘柄を飲んでいた人は、ほかの商品を試してみることで新しい発見があるかもしれませんね。
発泡酒と第三のビール(新ジャンル)のおすすめ銘柄
発泡酒や第三のビール(新ジャンル)は、各メーカーから多彩な銘柄が発売されています。
今後税率が上がって価格が統一されることを考えると、味や好みによる選択がさらに重要になるでしょう。
ここでは、発泡酒や第三のビールの各銘柄の特徴について解説します。
銘柄選びの参考にしてみてくださいね。
発泡酒の人気銘柄
発泡酒で特に人気を集めている銘柄は、次の通りです。
キリン 淡麗極上<生>
「キリン 淡麗極上<生>」は、すっきりとした味わいながらもビールに近いコクを感じられる人気商品です。特にキレとコクのバランスがよく、飲みごたえを求める人にはおすすめの銘柄。
また、「ダブル仕込製法」により麦芽と大麦をそれぞれ最適な条件で仕込み、素材のよさを最大限に引き出しています。ビールのような力強さや爽快感が特徴です。淡麗シリーズのなかではもっともアルコール度数が高く、きりっと引き締まったのどごしが特徴です。
こってりとした料理と合わせて飲むことで、より爽快感を楽しめるでしょう。
キリン 淡麗グリーンラベル
キリンから発売されている「キリン 淡麗グリーンラベル」。最大の特徴は糖質70%オフと健康志向ながら、ビールに近い満足感を味わえることです。糖質やカロリーを気にする人におすすめの銘柄といえるでしょう。
また「ホップアロマ製法」を採用。冷やした麦汁にホップを加えることで、香り成分が逃げることを防いでいます。缶を開けた瞬間から、爽やかな香りを楽しめるでしょう。夏の暑い日に冷やして飲むと、爽やかな香りと爽快感が楽しめる銘柄です。
サッポロ 北海道生搾り
サッポロから発売されている発泡酒「北海道生搾り」は、原料にこだわった銘柄です。北海道の豊かな自然で育った麦芽やホップは品質が高く、より洗練された味わいや風味を楽しめます。爽快感が強い銘柄で、脂っこい食事やお風呂あがりなどに最高の一杯となるでしょう。
アルコール度数は5.5%と発泡酒のなかでは高めで、ビールに近いしっかりとした飲みごたえも再現。日本産の素材を使った発泡酒を楽しみたい方や、飲みごたえと飲みやすさのバランスがとれた銘柄を探している方におすすめです。
発泡酒のその他のおすすめ銘柄
人気の銘柄以外にも、各メーカーからおいしい発泡酒がたくさん販売されています。
現在発売されているなかでおすすめの銘柄も紹介するので、ぜひ購入時の参考にしてみてくださいね。
発泡酒のその他の銘柄は次の通りです。
キリン 淡麗プラチナダブル
キリンが発売する「淡麗プラチナダブル」は、プリン体0糖質0という健康志向の発泡酒です。青いラベルが印象的で、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。2023年のリニューアル後、さらにビールに近い爽快なキレと飲みごたえを実現。
お風呂あがりなどに冷やしたものをゴクゴク飲むと、最高の爽快感を味わえるでしょう。また、特許出願中の独自製法で、プリン体や糖質をカットしながらも旨味成分をキープしています。健康面と味わいを両立したおすすめの発泡酒です。
サッポロ 極ZERO
サッポロの発泡酒「極ZERO」は、「プリン体0.00」「糖質0」「人工甘味料0」を世界で初めて実現した銘柄です。すっきりとしたのどごしと後味が特徴で、SNS上では「フルーティーさがあって美味しい」といった感想も見られます。
アルコール度数は5%。ビールよりお得ですが、本格的な飲みごたえが特徴です。低カロリーでプリン体もカットされているため、罪悪感なく発泡酒を楽しみたい方にぴったりでしょう。
第三のビールの人気銘柄
第三のビールで特に多くの方から支持を集めているのは、次の銘柄です。
それぞれの特徴や口コミを見ていきましょう。
キリン 本麒麟
真っ赤なデザインが目を引く「キリン 本麒麟」は、大麦由来の豊かなコクと、高めのアルコール度数による力強い飲みごたえが特徴の第三のビールです。一部ドイツ産のホップを使用し、上質な苦みと爽やかな香りを楽しめます。
利用者のニーズに合わせて、毎年味を調整していることも嬉しいポイントです。「インフュージョン糖化法」や「長期低温熟成」で麦の味わいをしっかりと引き出し、ビールテイストを追求したい方には満足できる銘柄といえるでしょう。
サントリー 金麦
「贅沢麦芽」を利用した「サントリー 金麦」は、2007年の発売から長く愛されてきた銘柄です。サントリーが独自に開発した「贅沢麦芽」はたんぱく質が豊富で、最大限に旨味を引き出しています。
低価格ながらしっかりと麦の旨みを感じられる、コスパ抜群の銘柄です。「金麦」「金麦ザ・ラガー」「金麦 糖質75%オフ」と3種類の味があることも特徴。より力強い飲みごたえを求める方には「金麦ザ・ラガー」、糖質を気にする人には「金麦 糖質75%オフ」がおすすめです。期間限定で発売される商品もあるので、ぜひ季節ごとに注目してみましょう。
アサヒ クリアアサヒ
アサヒのロングセラー「クリアアサヒ」も、第三のビールのなかでおすすめの銘柄です。「飲みやすくておいしい」にこだわり、爽快感のある飲み口と後味のよさが魅力。5段階濾過を行うなど、丁寧な製法で渋みや雑味を感じない、まさにクリアな味わいです。
また、ビールにも使われる「クリスタル麦芽」を一部使用していることも特徴です。「カラメル麦芽」と呼ばれるクリスタル麦芽は通常より高温で焙煎され、スモーキー感や香ばしさを生み出します。ビールに引けをとらない本格的な味が低価格で手に入ることが、長い人気の理由でしょう。
第三のビールその他のおすすめ銘柄
第三のビールは各メーカーから多彩な商品が販売されています。
なかにはプライベートブランドで、安価で売られているものも。
ここでは、第三のビールのその他おすすめ銘柄を紹介します。
僕が普段お世話になっているお気に入り商品もあります!
やまや ぐぐっと生
「ぐぐっと生」は、お酒専門店やまやのプライベートブランドとして発売されている第三のビールです。最大の特徴はコスパの良さ。350ml缶では100円を切る低価格で販売されており、お財布に優しい銘柄です。
低価格ながら、ドイツ産のホップを100%使用するこだわりがあり、満足のいくコクと飲みごたえが楽しめます。「ホップの香り」「ホップの香り 糖質70%オフ」「ホップの香り 黒」の3種類があり、黒ビールも同じ価格で楽しめる第三のビールの常識をくつがえす一品です。
ちなみに僕もいつも飲んでいる銘柄です。
サッポロ 麦とホップ
素材にこだわった「サッポロ 麦とホップ」なら、ビールに近い本格的な味わいが楽しめます。麦とホップの特徴は、麦100%で添加物や香料が一切使用されていないこと。純粋な素材にこだわり、ビールに近い味わいを追求しています。
また、「うまみ麦汁製法」という独自の製法で作られ、源麦汁13%(一般的には10~12%程度)と高濃度。高濃度仕込みにより、より濃厚なコクを味わえます。また、「麦とホップ 赤」「麦とホップ 黒」「冬物語」「東北の香り」「夏づくり」など期間限定でさまざまな味わいが楽しめることも、麦とホップが人気を集める理由です。
サッポロ ホワイトベルグ
「サッポロ ホワイトベルグ」は、第三のビールのなかでは珍しいホワイトビールテイストの銘柄です。オレンジピールとコリアンダーシードを使用し、華やかでフルーティーな味わいが楽しめます。「あの品質で発泡酒扱いはおかしい」という口コミがあるほど、ほかの銘柄にはない、特別な味わいが楽しめます。
価格は手頃で、100円強。過去には、国際味覚審査機構による「ダイヤモンドテイスト アワード」や「優秀味覚賞 三ツ星」を7年連続で獲得した実績を誇ります。ビールが苦手な若年層や女性でも楽しめる、第三のビールとは思えない驚きの味です。
ちなみに僕もめっちゃ好きで、見かけたら必ず買います!
サッポロ ゴールドスター
サッポロが販売する第三のビールで人気が高い銘柄が、「ゴールドスター」です。「サッポロ 黒ラベル」に使われる「旨さ長持ち麦芽」や、「エビス」の「ドイツ産アロマホップ」を一部使用。華やかな香りと深いコクが味わえる一品です。
辛口が好みの方は、ぜひゴールドスターを選んでみてはいかがでしょうか。「ダブルデコクション法」というドイツでも使われる伝統的な製法で、濃厚で麦芽風味の強い味わいが楽しめます。
発泡酒と第三のビールを好みに合わせて選ぼう
といった方に向けて、発泡酒と第三のビールについて解説しました。
ポイントは次の通りです。
第三のビールとは、メディアや広告業界が作った造語で、本来は発泡酒と同じ区分です。
ただ、それぞれの銘柄でさまざまな製法の工夫がされており、目的や好みに応じて選びやすいでしょう。
選び方のポイントやおすすめの銘柄について解説しましたが、実際に飲み比べてみて好みの味を選んでみてはいかがでしょうか。
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